夢をありがとう!日大駅伝部!ケニア留学生の活躍で「どん底」から脱出

日大駅伝予選突破
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圧倒的な走りを見せた!シャドラック キップケイ

10月14日に行われた第98回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会で見事に復活を果たしました。予選会は、1年生のケニア人留学生シャドラック・キップケイが、全体1位の1時間0分16秒の激走でゴールテープを切り、チームも総合3位で本戦出場を決めました。

シャドラック キップケイは、日本大学の駅伝選手で、ケニア出身の留学生です。第100回箱根駅伝予選会で、日大の1年生として全体トップの成績を収め、4年ぶりに箱根駅伝出場を決めたチームの主力となりました。

キップケイは、ケニアのナイロビで生まれ、高校時代には1500メートルや3000メートル障害などの中距離種目で活躍しました。日本に来る前には、ケニアのナショナルチームにも選ばれた実績があります。

日本に来てからは、日大の新しい駅伝監督に就任した新雅弘氏の指導を受けています。新監督は、キップケイの才能を高く評価し、2区(23.4キロメートル)で起用することを明言しています。

キップケイは、日本の駅伝に興味を持ち、日本語や文化にも積極的に学んでいます。日本デビュー戦となった4月の東海大・日大対抗戦では、1500メートルで3分47秒50の好タイムをマークしました。

キップケイは、「ベリーベリーハッピー」という日本語で自分の感想を述べることがあります。彼は、来年の箱根駅伝でチームの勝利に貢献したいという強い意志を持っています。

以上が、シャドラック キップケイについての情報です。彼の今後の活躍に期待しましょう!😊

近年低迷していた日大駅伝部の歴史と監督交代

日大は箱根駅伝で優勝(12回)、出場(89回)ともに歴代3位を誇る熱烈な名門ですが、近年は低迷していました。実は、この3年間で監督交代が3度もありました。2020年には元日本代表の松田康平氏が就任しましたが、わずか半年で辞任しました。その後、2021年には元日本代表の小林祐樹氏が就任しましたが、こちらも半年で辞任しました。そして、今年4月には全国駅伝で岡山・倉敷高校を3度の優勝に導いた日大OBの山田健太郎氏が新監督に就任しました。

新監督の指導とチームの強化

山田監督は「素人です」と謙遜しつつ、「大事なことは土台作り」という自信でチームを強化しました。特に、ケニアからやってきたキップケイには目をかけていました。キップケイは高校時代に日本で駅伝経験がありますが、日本語や文化にはまだ慣れていませんでした。山田監督はキップケイに対して、「日本の駅伝はチームワークが大事だから、仲間と一緒に走ろう」とアドバイスしました。また、「自分の力を信じて、思い切って走れ」とも励ましました。

本戦への期待と日大の不祥事からの脱出

その結果、キップケイは予選会で圧倒的な走りを見せました。スタートから先頭集団につけていきましたが、中盤からペースを上げて一気に抜け出しました。最後まで誰にも追いつかれることなく、ゴールまで突っ走りました。タイムは1時間0分16秒で、予選会では歴代2位の記録です。キップケイはゴール後、「チームのために走りました。山田監督の言葉が心に残っていました」とコメントしました。

キップケイの快走に引っ張られて、日大の他の選手も奮闘しました。残った9人のうち2人が1時間3分台、後続7人が1時間4分台となってまとまったフィニッシュをしました。チームの総合タイムは10時間0分50秒で、予選会では総合3位でした。山田監督は「キップケイはすごい選手だが、他の選手も頑張った。本戦ではもっと上を目指したい」と語りました。

最近の日大はアメフト部の悪質タックル、大麻事件、ラグビー部の火炎放射いじめなどスポーツ部の不祥事で悩んでいましたが、駅伝部が久しぶりの明るいニュースを届けました。日大は「底なし沼」から脱出しました。

来年1月に行われる箱根駅伝本戦で、日大駅伝部の活躍に期待したいと思います。

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