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日本大学アメリカンフットボール部の中村敏英監督は、大麻事件の渦中の人物です。この事件は、部員たちの不適切な行動が明るみに出たことで、大学側と指導陣が厳しい目に晒されています。今年8月に覚醒剤を所持したとして逮捕された部員の北畠成文被告(21)は、12月1日に行われた初公判で罪を認め謝罪しました。北畠被告は、薬物発覚時に、アメフト部の中村監督より「澤田副学長に見つかって良かったな」と言われ、副学長がもみ消すと思って安心したと証言した。この発言は、日大の組織的な隠蔽体質を暴露する大きな衝撃です。日大アメフト部は、中村敏英監督は部員たちに廃部を避けるための嘆願書の作成を指示しましたが、これは部員たちの不信感を招きました。部員たちは、中村監督が自身の監督責任を棚に上げて、部員たちに責任を押し付けるだけでなく、詳しいい状況説明もしていません。中村監督は自分の保身を優先ているように感じます。
日大アメフト部の薬物汚染
北畠被告は、部内で薬物を使っていた人数について「10人程度」と答えました。また、部屋に集まって使用する頻度は、「今年は月に1回、多くても週に2回」と述べました。これらの発言から、日大アメフト部は、薬物に汚染されていたことが明らかになりました。北畠被告は、覚醒剤を麻薬だと認識して所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われています。北畠被告以外にも、同部の部員3人が逮捕され、4人目が書類送検されています。一連の事件は、日大アメフト部の不祥事としては、昨年の悪質タックル事件に続くもので、日大のブランドイメージを大きく傷つけました。悪質タックル事件では、日大アメフト部の選手が、関西学院大学との試合で、相手チームの選手に対して、故意に危険なタックルを行い、重傷を負わせました。この事件は、日大アメフト部の指導者や関係者が、選手に暴力的なプレーを指示していたことが発覚し、日大の教育理念やスポーツマンシップに対する批判が高まりました。
日大の隠蔽体質 ヤメ検事沢田副学長の隠ぺい工作が明るみに
北畠被告が衝撃的な発言をしたのは、寮から薬物が見つかった際のことです。北畠被告は、アメフト部の監督である中村正人氏から「澤田副学長に見つかって良かったな」と言われました。澤田副学長とは、日大の副学長であり、競技スポーツ部の部長でもある澤田康広氏のことです。北畠被告は、中村氏の発言から、「副学長がもみ消すんだと思い、少し安心しました」と述べました。この発言は、日大の組織的な隠蔽体質を示すものとして、批判の的になりました。日大は、昨年の悪質タックル事件でも、当初は責任の所在を明確にせず、隠蔽しようとした姿勢を見せていました。その後、第三者委員会の報告書によって、澤田副学長や中村監督らが関与していたことが明らかになりましたが、学内での処分は発表されていません。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は、「いい年した大人が、責任を取らないのは無責任極まりない」と憤りをあらわにしました。石渡氏は、日大の競技スポーツ部の職員は、名前の出た管理職を含めて一切変わっていないという情報を入手したと語りました。また、日大は定期的に人事異動があるのに、競技スポーツ部の職員は異動されていないということは、日大の体質が変わっていないことを示していると指摘しました。
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日大の腐った首脳陣の対応と今後の展望
12月1日の初公判で、北畠被告は起訴内容を認め、
「親も含め部活、大学関係者に迷惑をかけて申し訳なく思います」と謝罪した。
部内で薬物を使っていた人数については「10人程度」と答え、
部屋に集まり使用する頻度は、「今年は月に1回、多くても週に2回」と述べた。
寮から薬物が見つかった際、アメフト部の中村監督から
「澤田副学長に見つかってよかったなと言われました」として、
「副学長がもみ消すんだと思い、少し安心しました」と述べた。
検察側は懲役1年6か月を求刑し、裁判は1日で結審した。
判決は、来月9日に言い渡されまる。
日大は、違法薬物事件に対して、アメフト部の廃部方針を発表した。酒井健夫学長と澤田副学長は辞職が決定した。しかし、これらの対応は、事件の本質に触れていない。日大の問題は、個々の部員や部活動の問題ではなく、組織全体の問題です。日大は、組織の体質改善に向けて、真摯に取り組むべだ。そのためには、関係者の処分や責任の所在を明確にすべきだ。また、薬物に関する教育や予防策を徹底することも重要だ。日大は、日本の名門大学として、多くの優秀な人材を輩出してきた。日大の卒業生や関係者は、日大の名誉を守るためにも、日大の改革を支援することができます。日大が、過去の栄光にとらわれず、未来に向かって進むことを願っています。