日本大学アメリカンフットボール部の北畠成文被告（21）が、覚醒剤と乾燥大麻の所持で逮捕された後、インスタグラムで拘置所での様子をラップにしようとする動画を配信したことが明らかになった。これに対し、日大アメフト部のOBや関係者は激怒している。北畠被告は、同じく日大アメフト部の矢部鑑羅容疑者（21）が大麻の購入で逮捕されたことにも関与しているとみられる。
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拘置所での様子をインスタで語る北畠成文
北畠被告は、今年8月に東京都中野区にある日大アメフト部の学生寮で覚醒剤と乾燥大麻を隠し持っていたとして逮捕された。その後、警察の調べに対して「ほかの部員も使っていた」と供述したことから、矢部容疑者が10月16日に大麻を密売人から購入した疑いで逮捕された。
北畠被告は、矢部容疑者が逮捕される約1週間前に、インスタグラムで地元の友人2人とライブ配信を行った。その中で、北畠被告は笑いながら「（俺の経験は）歌詞にできるかな？書ける？」と言い、拘置所での様子をラップにしようとした。また、拘置所でメモを買えることや、YouTubeにミュージックビデオを投稿することも話題にした。この動画は、日大アメフト部のOBだという男性が入手し、週刊誌に提供したという。
矢部容疑者のプロフィール
矢部容疑者は、日大アメフト部の4年生で、背番号は⑩でレシーバーとして活躍していた。矢部容疑者は、大麻を認識しながら密売人から違法薬物を購入した疑いで逮捕された。矢部容疑者のプロフィールは以下の通りである。
- 名前：矢部鑑羅（やべ・あきら）
- 年齢：21歳
- 住所：東京都港区芝浦
- 身長：182cm
- 体重：70kg
- 出身高校：東京都立西高等学校
- 偏差値：54〜62
- 中学校：東京都立西中学校
OBの声
北畠被告のインスタライブ動画を見た日大アメフト部のOBや関係者は、憤りを隠せない。日大アメフト部は、全日本大学アメリカンフットボール選手権大会で21度の優勝を誇る全国屈指の強豪校であり、「フェニックス」というチーム名で知られている。しかし、2018年に「悪質タックル」騒動が起きたことで、部の運営にも苦難が続いていた。そこにきて、2人の部員が薬物事件で逮捕されたことは、部の存続にも危機をもたらすだろう。OBの一人は、次のように語った。
「北畠は、自分の行為が部にどれだけの迷惑をかけているのか、全く分かっていない。逮捕されたにもかかわらず、拘置所での生活を楽しんでいるような態度を見せるなんて、許せない。彼は本当に日大フェニックスの一員なのか？」
日大アメフト部の歴史
日大アメフト部の歴史についてお答えします。日大アメフト部は、1940年に創部された日本のアメリカンフットボールの名門チームです。チームカラーは赤で、「フェニックス」という愛称で親しまれています。日大アメフト部は、全日本大学アメリカンフットボール選手権大会である甲子園ボウルで21回の優勝を誇り、社会人王者と対戦する日本選手権であるライスボウルでも4回の優勝を果たしています。
特に、1978年から1990年までの間は、日大アメフト部の黄金期と言われる時代でした。この期間には、甲子園ボウルで13回の優勝（うち1回は引き分け）と、ライスボウルで3連覇を達成しました。日大アメフト部のライバルとしては、関西学院大学が挙げられます。両校は、甲子園ボウルで29回対戦しており、日大が17勝、関学が10勝、引き分けが2回となっています。
この対戦は、日大の赤と関学の青というチームカラーから、「赤と青の対決」とも呼ばれています。日大アメフト部は、2017年に27年ぶりに甲子園ボウルで優勝し、日本一に返り咲きました。しかし、翌年には、関学との定期戦で悪質なタックルを行った部員が問題となり、日大アメフト部は大きな批判を受けました。この事件は、日大アメフト部の監督やコーチ、理事長や学長などの責任も問われることになりました。
また、2023年には、覚醒剤や大麻の所持で逮捕された部員が複数出るという薬物事件も発生しました。これらの不祥事により、日大アメフト部は無期限の活動停止処分を受けることになりました。日大アメフト部の歴史は、栄光と苦難の両面を持つものです。
日大アメフト部は、かつては日本のアメリカンフットボール界を牽引する存在でしたが、現在はその地位を失ってしまいました。日大アメフト部は、再びフェニックスの如く復活することができるのでしょうか？
まとめ
日大アメフト部の北畠被告が、覚醒剤と乾燥大麻の所持で逮捕された後、インスタグラムで拘置所での様子をラップにしようとする動画を配信したことが明らかになった。これに対し、日大アメフト部のOBや関係者は激怒している。北畠被告は、同じく日大アメフト部の矢部容疑者が大麻の購入で逮捕されたことにも関与しているとみられる。日大アメフト部は、2人の部員が薬物事件で逮捕されたことで、存続の危機に直面している。北畠被告のインスタライブ配信は、日大アメフト部の歴史において、最も恥ずべき行為と言えるだろう。