序章
北川景子さん演じるお市の方は、NHKの大河ドラマ「どうする家康」の見どころの一つでした。
お市の方は、天正11年(1583年)に賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、柴田勝家と共に自害しました。
お市演じた北川景子さんは、お市の複雑な感情や性格を見事に演じ、その美貌と慈しみ深い演技力で視聴者の心をつかみました。
北川 景子さんが演じた、お市の方
お市の役所を、北川景子さんは見事に演じきりました。特にすっぴんに近い薄化粧がとても印象的でした。
第8回「三河一揆でどうする!」では、家康が一揆によって危機に陥ったと聞きき、すっぴんで涙を流すお市の方の姿がありました。
第16回「信玄を怒らせるな」では、家康が信玄との密約を破棄したことを知って、すっぴんで激怒するお市の方の姿がありました。
これらのシーンは、お市の方が家康に対して深い愛情や不満を持っていることを示しています。
第30回「新たなる覇者」では、黒い甲冑を身に着けて築山城に立て篭もります。この甲冑は、信長がかつて着用したものであり、お市の方が信長の意志を継ぐことを示しています。
この甲冑姿は、お市の方が自ら戦場に赴くことを決意したことを示しており、北川景子さんのキリリと引き締まった勇ましい武者姿がとても印象に残りました。
そして、このシーンがお市の方の最後の登場となります。天正11年に賤ヶ岳の戦いで秀吉に敗れ、柴田勝家と共に自害しました。
「どうする家康」のどうする視聴率
「どうする家康」は、徳川家康が様々な無理難題にどう対処していくかという物語です。
その中で、お市の方は家康に対して最も影響力を持った人物でした。
しかし、お市の方が消えた後も、「どうする家康」はまだ半分以上残っています。
これからどんな展開が待っているのでしょうか。
「どうする家康」の視聴率が下がっている理由として考えられるのは以下のようなものです。
- 脚本がコメディタッチで大河ドラマらしくないという不評がある。古沢良太さんは「コンフィデンスマンJP」や「リーガル・ハイ」などのコメディ作品で知られていますが、大河ドラマでは真面目な歴史ドラマを期待する視聴者も多いでしょう。脚本が軽すぎると感じる人もいるかもしれません。
- 主演の松本潤さんの演技力に疑問の声がある。松本潤さんは嵐のメンバーとして国民的アイドルですが、演技に関しては賛否両論です。家康をヘタレやオロオロというキャラクターにしてしまったことで、家康の魅力が伝わらないと感じる人もいるかもしれません。また、周りのベテラン俳優たちとの演技力の差が目立つという指摘もあります。
- コロナ禍での撮影や放送による影響がある。コロナ禍では、撮影や放送に制約が生じることがあります。例えば、撮影現場での感染対策や、放送日程の変更などです。これらのことが、作品のクオリティや視聴者の興味に影響を与える可能性があります。
出典元:https://www.youtube.com/watch?v=pV3S_wLvf0Y&t=62s
これから「どうする家康」は、家康が天下人へと上り詰めていく物語になります。
お市の方は登場しなくなりましたが、その後も家康に関わった女性たちが登場します。
例えば、お市の方の妹であるお江(小池栄子さん)や、家康の側室であるお万(高橋一生さん)やお勝(吉田羊さん)などです。また、お市の方の残された3姉妹(おね(高畑充希さん)、おつ(川口春奈さん)、おい(清原果耶さん))もそれぞれに運命を歩んでいきます。
おねは豊臣秀吉に嫁ぎますが、関ヶ原の戦いで秀吉方につきます。おつは織田信雄に嫁ぎますが、信雄は家康に敵対します。おいは豊臣秀頼に嫁ぎますが、大坂の陣で秀頼と共に自害します。
「どうする家康」は、これからも戦国時代から江戸時代へと移り変わる歴史の激動を描きます。家康はどうするか、そして周りの人々はどうするか、その答えを見届けてみましょう。